受入れ企業:農業生産法人 株式会社そば研
新規就農希望者が増加するための取り組みを考える!
農地を農地として次代に引き継ぐには、そば研として今後どのような事業が必要かを考え、新規就農希望者を増加させるため、農家のイケてるを若者目線で取材しブログで発信!
☑このプロジェクトについて
米作りが盛んな秋田県、過疎化・人口減少・少子化などの問題の中、農家は高齢化し農業の後継者不足は深刻な問題になっています。しかし、先祖代々受け継がれてきた農地を放棄するわけにもいかないといった状況の中、株式会社そば研は「農業耕作地が放棄されることをなくしたい」 という思いからそば栽培をスタートしました。
農業生産法人 株式会社そば研は現在「そばの栽培、栽培研究」「製粉加工」「販売・卸し」と、1・2・3すべての産業に携わり「農地は農地として残していく」という理念を持っています。
しかし、現在のそば生産者会員の高齢化により、10年・20年後は農地・農業の後継者がいなくなっていく方向は見えており、農地を引き継いでいくための後継者が必要となっていますが、そば研がこれらの農地をすべて引き継いでいくのは難しい状況です。
この状況の打開策として、新規就農希望者が流入してくるための仕組みづくりや農家の後継者確保につながる情報発信などが重要な課題ですが、そば研独自の問題ともいえず、またそば研としても時間や人手不足などにより、この対策が後回しとなり、取り組みへ向けた整理ができていません。
今回のプロジェクトは、今後、そば研がこれらの問題に対し具体的にどのように取り組んでいくことが必要かのもととなる、そば生産者へ向けたアンケートの内容の検討とそば生産者とそば研の取組みや関係性が一目でわかる資料作成、また新規就農希望者を増加させるための情報発信として、そば生産者への取材と取材記事の作成をおこないブログ作成するといった内容に取り組みます。
☑募集内容
農地の今後を真剣に考え、事業に取組む農業生産法人
株式会社そば研は、平成10年「羽後町そば栽培研究会」として15人の会員でそば栽培をスタートしました。法人化したのは平成24年6月、その後自社で製粉所を構え、そば粉を都市部のチェーン店に販売するなどとなりました。
しかし、現在に至るまでには様々な苦労もありました。この苦労を乗り切れるのは「農地を農地として次代につないでいく」といった経営者の熱い思いがあります。
今年度、20年に渡る取組みが認められ「豊かなむらづくり全国表彰事業」で、農林水産大臣賞に輝きました。
これにおごることなく、地域農業の活性化に向けた取り組みに真剣に向き合っています。
☑インターン生へのメッセージ
取締役統括部長/藤原洋介
弊社では、羽後町内3500ヘクタールある農地の内、320ヘクタールの転作田にソバを栽培しています。(圃場数約3000枚、地権者約600名)
平成24年の法人化をきっかけに6次産業化への取り組みを行っており、町内で生産されたソバは弊社製粉施設にて、製粉加工され関東方面のお客様を中心に全国に羽後町産そばを出荷しています。
ソバの生産地として有名な、北海道や長野県等がありますが、ここ羽後町でも全国に先駆けソバの新品種を取り入れ販売しており、米どころのイメージの強い秋田ですが、ソバの生産地として全国に知られる存在となるために努力しています。
後継者問題や、今後農業を取り巻く環境がより一層厳しくなることが予想されますが、ソバを栽培する事で地域ぐるみで解決し、農地を農地として次世代に引き継ぐことモットーに取り組んでおります。
インターン生の皆様にとって、研修期間を通じて、いまの農業の実態に触れてもらい、今後の農業の発展に向けて一緒に頑張ってみませんか。ご応募お待ちしております。
団体概要
設立:2012年6月12日
代表者名:猪岡専一
従業員数:5名(季節雇用者15名ほど有)
住所:秋田県雄勝郡羽後町大戸字大戸54